ハローワークにろくな求人がない…
・いい転職先が見つからない
・怪しい中小零細企業の求人ばかり…
・応募して面接しても、なかなか決まらないんだよね
・もっと言えば、仕事自体が少ないの?
と、お悩みではないですか?
たしかに、「求人数はそこそこあるけど、どれもイマイチ…」なんて不満を感じながら就職・転職活動をしている人も多いですね。
でも、それって本当なの…?
と思って、私も実際に調べてみたのですが、調べれば調べるほど、これがあながち嘘ではない可能性が高いことに行き当たりました。
もちろんハローワークには条件のいい求人もありますが、そうではない求人もどうやら多数あるようです…ね。
ということで「ハローワークにはろくな求人がない」となげいているあなたに、その原因と、それを知った上で、就職・転職活動をどうしていけばいいのか?を紹介していきますね。
ハローワークにはろくな求人がない理由
ハローワークにろくな求人がない理由ですが、調べてみたところ、その原因は3つありました。
そして後ほどその対処法についても紹介していきますが、まずはハローワークにろくな求人がない理由を紹介していきます。
ハローワークにろくな求人がない理由3つ
- いい求人は応募が殺到する
- ハローワークで募集するのは無料
- 企業側は派遣会社などを利用する傾向がある
それぞれわかりやすく説明していきますね。
1.いい求人は応募が殺到する
人気のあるラーメン屋さんは行列ができるし、人気のアイテムは販売後すぐに売り切れてしまいます。
それと同じ理由で、人気のある求人…特に、
・労働条件がいい求人
・待遇の良い正社員募集の求人
・時給の高いパート求人
・興味を持たれるような転職先
といった求人に関しては、企業側が募集を出すとすぐ埋まってしまいますし、そのため、内定・採用が早く決まってしまいますので、ハローワークの求人掲載に残らないんですよね…。
いいものは早く売り切れるのは、何もラーメンやスイーツだけではなく、求人もそうなんです…。
実際に、ハローワークでは紹介状を複数発行することは可能だし、また、ハローワークでは在職中にも紹介状の発行は可能なんです。
なので、実は思っているよりも、ハローワークの求人っていうのは、競争率が高いんですよ!
その結果、ハローワークに残ったのは
・労働条件の悪い求人
・給料(時給)の低い求人
・怪しい中小零細企業
・地雷求人と呼ばれるもの…
なんかが、売れ残りとして残ってしまいます。
こういった求人が多数売れ残っていると、「ハローワークにはろくな求人がない」と愚痴をこぼしたくなる気持ちもわかります。
ネットでも「ハローワークの古い求人の仕事はやめておけ」なんてよく聞くのは、そういった背景があるからなんです。
こんな状態は、まるで砂漠の中にダイアモンドを探すようなもの、絶対にないとは言い切れませんが、なかなか見つけ見くいと思います。
(見つかったとしても、競争率は高いですね)
2.ハローワークで募集するのは無料
人材がほしい企業側が、求人誌や派遣会社を使って人材を募集するのはお金がかかるのですが、ハローワークを使って人材を募集するのは無料なんです。
となってくると、
「無料ならやったもん勝ち!」
みたいな企業や経営者は一定数いますので、その結果、ハローワークには質の低い求人情報が一定数集まってくるのはたしか。
こんな求人に引っかかってしまうと大変ですよ!
サービス残業、サービス出勤…そして低賃金。
中には「労働者は使い捨て」なんて、意識の低い経営者もいますからね…。
そんなひどい環境で働いて、体を壊してたら高確率でポイ捨てされますよ。
ようするに、ハローワークに求人を出すのは無料なので、低賃金で働かせようとする地雷求人が一定数ありますので、気をつけてください。
3.企業側は派遣会社を利用する傾向がある
そして最後に、最近は企業側はハローワークを使わない傾向にあります。
その理由は簡単で、企業は人材確保において、
・コスト削減
・リスク回避
を考えているからです。
この辺をわかりやすく説明していきますね。
◆まずコスト削減ですが…
企業側はなるべく低予算でいい人材を見つけたいですよね。
しかしながら、ハローワークを使うことで一定の人材をは集めることができるのですが、それの振り分けをしなければならないんです。
・書類選考したり
・面接をしたり
・採用、不採用の通知を出したり…
と、意外に時間とお金がかかってしまいます。
募集案内をハローワークに出すのは無料ですが、そこから先のことをトータル的に考えるとコスパが悪いんですよね…。
こういった経費を使って実際に採用した人材でも、戦力になるかどうかは未知数ですよね…実際に働いてもらっているわけではないですし。
最近では、好印象の「履歴書の書き方」や「面接の受け答え」なんかはネットを見ればすぐに分かりますので、そういったものはあまりあてにならないことは、企業側でもわかっています。
なので企業側が正社員やパートを採用する時に、戦力になるかどうかの判断を履歴書や面接だけでは決めなくなってきているのです。
面接重視よりも戦力重視…と言ったらわかりやすいかな。
ハローワークを使って「下手な鉄砲数撃ちゃ当たる」方式の人材募集の方法は、最近では少なくなってきている傾向があります。
◆リスク回避とは…
そして先程も書いたように、履歴書を選考して、面接をして正社員として採用したとしても、戦力になるかは未知数…コレって企業側にとっては結構なリスクなんですよ。
いったん採用してしまえば、解雇することはむずかしいし、そして何よりお金がかかるんです。
例えばですが、年収300万円の人に対して企業側は年収以外にも、年間150万円の負担をしなければならないのです。
なので、戦力にならない人材はなるべく避けたいのが、企業側の本音なんです。
そういった背景もあり、「せっかく正社員として採用したのに、全然戦力にならない…」と言ったリスクを回避するために、最近ではハローワークを使わない企業が増えてきています。
◆とはいっても、戦力になる人材はほしい…
ハローワークを使うことで、コストがかかったり、リスクがあることは説明しましたが、だからといって企業側は、人材募集をやめたのではありません。
人材を募集したい企業の考えとしては、ハローワークを使った「下手な鉄砲数撃ちゃ当たる」方式から、「使える人材を狙い撃ち」方式に変更しているのです。
「使える人材を狙い撃ち」方式とは、派遣会社や転職エージェントを使って、人員を募集することです。
企業側は、求人募集の際に、派遣会社や転職エージェントを使うことで、欲しい人材にアプローチをかけることができます。
具体的に言うと、派遣会社や転職エージェントに「こういった人材がほしい」と依頼することで、派遣会社は自分の会社に登録してある人材の中から、その条件にあった人材を紹介します。
なので、まずは使えない、戦力にならない大量の人材の書類選考といった手間が省くことができますので、その結果、コスト削減に繋がりますね。
そして、面接して採用するわけですが、派遣社員の場合は「実際に働いてもらったら、思ったよりも戦力にならないな…」といった場合なら、契約期間を理由に交代したりすることができます。
先程いった、戦力なならない人材を雇ってしまうリスク回避ですね。
逆に戦力になる人材であれば「正社員ならないか?」と声を掛ける事もできますしね。
(派遣社員の場合)
そういった理由で最近ではハローワークではなく、派遣会社や転職エージェントを利用して、人材を確保している企業が増えてきているのです。
→「下手な鉄砲数撃ちゃ当たる方式」
■今:派遣会社や転職エージェントを使う
→「使える人材を狙い打ち方式」
ハローワークにろくな求人がない場合
ここまでは、ハローワークにろくな求人がない理由について紹介してきましたが、ここからは、転職活動をしている私たちが、それを踏まえて「どうしたらいいのか?」について紹介していきますね。
といっても、ほとんど結論を書いているのでもうおわかりだと思いますが、結論から言えば「派遣会社や転職エージェントをつかう」のが正解になります。
派遣会社や転職エージェントを使った転職活動のメリットはいろいろあります。
例えば、転職活動においてのいろいろな心配事…
具体的に言うと、
・休職期間が長いけど大丈夫かな?
・早期離職者だけど、面接の時にそれを聞かれたら…
・育児や家事との両立はどうしよう…
・子供が急に熱を出したら…
・退社する時間は子供に合わせたい
・未経験の仕事だから不安
・託児所がある所がいい
・資格はないけど大丈夫かしら
・履歴書って、どうやって書けば好感度を上げることができるの
・正社員経験がないけど…
もっといっぱいあると思います。
こんな感じの心配事ですが、自分はじめて直面する問題でも、派遣会や転職エージェントでは過去に解決済み…なんてケースも多いんですよ。
なんせ派遣会社や転職エージェントには、膨大な量の問題解決に関するノウハウが蓄積されていますからね。
なので派遣会社のスタッフや転職エージェントのスタッフを「転職アドバイザー」にして、いろいろな心配事を気軽に相談することで、就職活動が一気に加速しますよ~。
こうなれば、今まで一人で悩んでいた就職活動は、派遣会社や転職エージェントのスタッフと二人三脚となりますので、頼もしいですよね。
また派遣会社や転職エージェントには「非公開の求人」があります。
企業側の依頼によって求人情報を非公開にしたりするのですが、派遣会社を使うことで、こういった非公開の求人情報に触れることができます。
なので、「ハローワークだけ」では見つけることができなかった求人情報にアクセスできますので、就職活動における選択肢がグッと広がりますよ~。